「アイアンで弾道の高低を打ち分けたい」
「80台や70台のスコアを安定して出せるようになりたい」
初心者ゴルファーの域を超え、さらなるレベルアップを図るには、弾道の高低を打ち分ける技術が必須です。
とはいえ、弾道の高さを調整するテクニックはむずかしく、苦戦している人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、アイアンで高い球や低い球を打ち分けるコツや方法をご紹介します。
すぐに試せる簡単な内容を集めましたので、参考にしてください!
アイアンで高低を打ち分ける基本
https://www.youtube.com/watch?v=gOWssZrMpcM
人気YouTubeチャンネル「ALBA TV」さんから、増田伸洋プロのレッスン動画をご紹介します。
増田プロといえば、レギュラーツアーで1勝を挙げ、2024年に開催された「第63回日本プロゴルフシニア選手権大会」では完全優勝を成し遂げた実力者。
そんな増田プロが、アイアンで弾道の高低を打ち分ける「基本のキ」を解説してくれています!
アイアンでの低い球の打ち方
まず低い弾道を打つときのセットアップや打ち方の基本は次の通りです。
- クラブは1番手上げる
- ボールは1個ほど右に置く
- 目線を低くする
- フォローを低く抜くようにスイングする
ポイントは、目標よりも若干左を向いてアドレスすることです。
というのも、ボールを右足寄りに置いている分、ボールがつかまりづらくスライスしやすいからです。
そのため、無理にボールをつかまえようとせず、「スライスしてもOK」くらいの気持ちを持つことがミスしないコツになります。
アイアンでの高い球の打ち方
一方、高い球は次のようにして打ちます。
- ボールは左足寄りに置く
- 目線を高くする
- 右足体重でスイングする
なお、せっかく右足体重で構えたのに、インパクトで体がターゲット方向に突っ込まないように注意しましょう。
体が突っ込むと、上からクラブが入り、弾道が低くなってしまいます。
ドライバーと同様、右足に体重を乗せたままインパクトするイメージを持ってください。
でもこの打ち方は、ラフなどボールが浮いた状態でないとリスクが大きいと思います。
球が浮いていない状況でこの打ち方をすると、手前をダフったり頭を叩いてチョロをしたりするリスクが非常に高いためです。
ライの見極めには十分に注意したほうがよいでしょう。
ボール位置を変えずにアイアンの高低を打ち分ける方法
低い球を打つときは「ボール位置を右足寄りにする」というのが、一般的なセオリー。
しかし、ボールを右足寄りに置くと、スピン量が増えてボールがフケ上がってしまうリスクがあると、人気ユーチューバーの「ひぐけん」さんは言います。
そこで本動画では、ボール位置を変えずに弾道の高低を打ち分ける方法を解説してくれています。
切り返しのスピードを変えればアイアンで高低を打ち分けられる
具体的には、次の通りです。
- 切り返しのスピードを速くする → 弾道が低くなる
- 切り返しのスピードを遅くする → 弾道が高くなる
なぜ切り返しのスピードを速めると弾道が低くなるのかというと、ヘッドが遅れてくることでハンドファーストが強くなり、インパクトでロフトが立つからです。
反対に、切り返しをゆっくりにすると、手元よりもヘッドが早く降りてくる(これを「キャスティング」と呼ぶ)ため、ロフトが寝て弾道が高くなります。
このように、切り返しのスピードを変えることで、簡単に弾道の高さをコントロールすることができます。
アイアンで高低を打ち分けるためにフォロースルーもセットで考えよう
ただし、切り返しのスピードを変えるだけでは、上手くボールを捉えることができない可能性があります。
なぜなら、スピードを変えることで、アドレス時よりもハンドファーストが強くなったり、反対にハンドレイト気味になったりするからです。
たとえば、アドレスよりハンドファーストが強くなると、ボールの頭を叩いてチョロをしやすくなります。
一方、ハンドレイトになると、手前を大きくダフったりチョロしたりするリスクが高まります。
そこで、ひぐけんさんがアドバイスしているのが「フォローもセットで考えましょう」という点です。
たとえば低い弾道を打つ場合は、切り返しのスピードを速めると同時に、フォローを低く抑えます。
こうすると、ヘッドが低く長く動くため、ハンドファーストでもしっかりボールを捉えることができます。
反対に、高い弾道を打つ場合はフォローを大きくとりましょう。
フォローを大きくすることで、ハンドレイトでもダフることなく打つことができます。
アイアンで低い球を打つための2つのコツ
私たちアマチュアゴルファーにとって「高い球」と「低い球」のどちらがよりむずかしいかと言えば、やはり「低い球」でしょう。
そこで、人気レッスンプロの中井学プロが、アイアンで低い球を打つための2つのコツを紹介してくれています。
それが、次の2つです。
- 胸を地面に向けておく
- ハンドファーストをキープする
アイアンで低い弾道を打つときは、スイング中、胸をずっと地面に向けておく意識がとても大切です。
胸の面が上を向いた瞬間、ロフトも上を向き、高い弾道になってしまうからです。
まるで胸でボールに「蓋(ふた)」をするように、前傾角度をキープしましょう。
同時に、ハンドファーストをキープすることも、低い弾道を打つうえで重要なポイントです。
とはいえ、ハンドファーストをマスターするには、それなりの練習量と時間が必要になります。
下の動画を参考に、練習を重ねてみてください。
アイアンで弾道の高低を打ち分けるまとめ
今回は、アイアンで弾道の高低を打ち分けるための方法を解説している3つの動画をご紹介しました。
- 【アイアン高低の打ち分け方】増田伸洋プロの「アイアン上手になろう!」 第1話(ALBA TV)
- 【アイアン基礎】高い球・低い球を簡単に打ち分ける方法【上手な人はやっている】(ひぐけんゴルフTV)
- 【スコア安定】低い弾道が打てるとスコアはグッと良くなります(中井学ゴルフチャンネル)
アイアンで自由自在に高低を打ち分けられると、ゴルフのレベルが数段階アップします。
より高みを目指す方は、ぜひトライしてみてください!
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