「砂が少ないと、バンカーショットでトップしてしまう」
「硬いバンカーでは、ボールを直接打ったほうがいいの?」
硬いバンカーの打ち方をマスターするのは、私たちアマチュアゴルファーにとって必須です。
プロが試合をするような名門ゴルフ場ならいざ知らず、私たちがプレーするようなゴルフコースの場合、砂の少ない「硬いバンカー」のほうが一般的だからです。
とはいえ、特殊な打ち方は必要ありません。
今回は、硬いバンカーの打ち方やコツをご紹介します。
硬い砂のバンカーショットはフェースを開かない
はじめにご紹介するのは、チャンネル登録者数16万人(2025年4月現在)を超える「ゴルフ上達みやしたch」のレッスン動画です。
運営者である宮下芳雄プロは「硬いバンカーではフェースを開いてはいけない」と話します。
フェースを開くとバンスが跳ねてトップする
なぜフェースを開くのがNGかと言うと、バンス(クラブヘッドの底辺の出っ張り部分)が砂に弾かれてしまうからです。
バンスが砂に弾かれると、ボールに直接コンタクトしてしまい、トップやホームランといった致命的なミスが起きてしまいます。
フェースを開かずスクエアに構えることで、硬い砂でもクラブヘッドが弾かれることなく、ボールの下に入りやすくなります。
フェースを開く場合はクラブを鋭角に入れる
どうしてもフェースを開いて打ちたい場合は、クラブを鋭角に入れましょう。
クラブを上から鋭角に入れることで、確実にボールの下へとクラブを入れることが可能になります。
コツは、バックスイングでコックを多めに入れること。
そうすれば、自然とクラブが鋭角に降りてきます。
とはいえ、かなり高度なテクニックなので、自信がなければスクエアフェースで打つことをおすすめします。
硬いバンカーほど「小さく・ゆるく」打つべし
次に、人気YouTubeチャンネル「わっほーまっちゃんの日常」から、おすすめの動画をご紹介します。
動画内では、硬い砂のバンカーほど小さいスイングでゆるくスイングするべきと語られています。
地面が硬いと、強く打つほどバンスが弾かれ、飛距離が出てしまうからです。
硬いバンカーだと、誰しもが「ボールの下にクラブを入れよう!」と躍起になり、力いっぱいスイングしがち。
ですが、それだと余計にクラブが弾かれ、思わぬミスにつながってしまいます。
硬いバンカーに入ったら、グリップを緩め、小さめのスイングで打ってみましょう。
クラブの重みを感じながら打てば、思いのほか簡単にボールが前に飛んでくれるはずです。
硬い砂のバンカーにおけるアドレスと打ち方の基本
最後に「ゴルフリバイバー モンゴ- ゴルフレッスンTV」さんから、硬いバンカーにおけるアドレスと打ち方の基本をご紹介します。
アドレスの基本
硬いバンカーでは、足を深く埋めたり腰を低く下ろしてはいけません。
柔らかい砂であれば、そのような姿勢を取ることで、ボールの下へクラブヘッドを潜らせることができます。
しかし、砂が少ない硬いバンカーだと、クラブヘッドがボールの下まで入っていかず、跳ねてトップしてしまうのです。
そのため、硬いバンカーでは、通常のショットと同じアドレスを取りましょう。
スタンス幅はやや狭めで、スタンス向きはスクエアもしくはややオープンのどちらでも構いません。
いつもと同じように、リラックスして構えることが大切です。
アゴが低い場合の打ち方
正面のアゴが低いバンカーの場合は、キャリー15ヤード程度のアプローチを打つ振り幅で打ちましょう。
「そんな小さな振り幅で脱出できるの?」と思うかもしれませんが、通常のバンカーショットのように大きくダフらせることがないので、これくらいで十分なんです。
ちなみにサンドウェッジだと、だいたい腰から腰までの振り幅になるでしょう。
ポイントは、リーディングエッジを強く意識すること。
リーディングエッジをボールの下に入れるつもりでスイングすれば、硬い砂でもヘッドが弾かれることなく、容易に脱出できるはずです。
アゴが高い場合の打ち方
アゴが高く、ボールにある程度の高さが必要な場合は、工夫が必要です。
具体的には、次のようにします。
- フェースを「1時」まで開く
- 全身を左に傾ける
- リーディングエッジをボールの真下に入れる
ポイントは、スイング全体を大きめにすることです。
スイングを大きくすることで、高いボールが打ちやすくなるからです。
このとき、ボールを上げようと、右足体重になってはいけません。
右足に体重が移動した瞬間、ボールのはるか手前にヘッドが落ち、トップしてしまいます。
左足体重をずっとキープしながら、フォローを大きめに取りましょう。
まとめ
今回は、硬い砂のバンカーの打ち方を解説した3つのYouTube動画をご紹介しました。
- 砂がない、硬いバンカーはコレをやれ【90切りに一歩近づける】(ゴルフ上達みやしたch)
- 砂がない硬いバンカーはこうやって打ちます(わっほーまっちゃんの日常)
- 砂がない!凍っている!硬いバンカーから弾かれずに脱出する方法【バンカーの打ち方】【バンカーレッスン】(ゴルフリバイバー モンゴ- ゴルフレッスンTV)
一般的なゴルフコースだと、砂が多くフカフカなバンカーのほうが稀(まれ)だと思います。
今回ご紹介した動画を参考に、硬いバンカーの打ち方にも慣れておくと、きっとラウンドで役に立つはずです。

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