「バンカーショットが大の苦手…」
「バンカーに入ると、脱出するのに何打もかかってしまう」
プロや上級者たちは皆、口を揃えて「バンカーは簡単」と言います。
その一方で、アマチュアゴルファーの多くは、バンカーを苦手としています。
その理由は、一体何なのでしょうか?
今回は、バンカーが苦手な原因や打ち方の基本、簡単に脱出できるコツなどをご紹介します。
本記事を最後まで読めば、バンカーへの苦手意識がなくなるかもしれませんよ!
バンカーショットが苦手な人の特徴と打ち方のコツ
最初にご紹介するのは、わかりやすい解説と柔らかい物腰で大人気のYouTubeチャンネル「スギプロチャンネル」さんからの解説動画です。
本動画で、運営者の杉村良一プロは、バンカーが苦手な人の3つの特徴を挙げています。
それが、次の3つです。
- コッキングが上手く使えていない
- フェースとスタンスを開きすぎている
- 力いっぱい叩きつけている
【特徴①】コッキングが上手く使えていない
バンカーが苦手な人の特徴のひとつとして、コッキングが上手く使えていない点が挙げられます。
コッキングとは、バックスイングにおいて、手首を親指側に折りたたむ動作のこと。
コッキングを適正に使うことで、バンカーショットに必要な「砂の爆発」を生み出すことができます。
しかし多くの人はコッキングが上手く使えていないことで、バンカーショットに支障をきたしていると、杉村プロは話します。
テークバックでは、手元はできるだけ動かさないイメージで、積極的にコッキングを入れていくようにしましょう。
【特徴②】フェースとスタンスを開きすぎている
なぜフェースとスタンスを開きすぎるとダメなのかと言うと、ボールが前に飛ばなくなるからです。
プロの試合を見ていると、多くのプレーヤーが「オープンスタンス&オープンフェース」でバンカーショットを打っています。
しかし、これはプロだからこそできる、超高難易度のテクニック。
これを、アマチュアゴルファーが真似しようとしても、上手くいくはずがありません。
そもそも、私たちアマチュアがプレーするセッティングにおいては、こんな難しいテクニックは全く不要です。
フェースやスタンスを開くのは、ほんの少しだけでOK。両方スクエアでも問題ありません。
そのほうが、ボールを前に飛ばすエネルギーを、しっかりと伝えられるのです。
【特徴③】力いっぱい叩きつけている
バンカーショットを「思い切り叩きつけるもの」と思っていませんか?
力いっぱいスイングすると、ただ砂が深く掘れるだけで、肝心のボールを飛ばすことはできません。
なぜなら、クラブヘッドのパワーが、すべて下方向(地面の方向)に向かってしまうからです。
バンカーショットでは、何もクラブヘッドを地面に叩きつけなくても、軽くスイングするだけでボールを前に飛ばすことができます。
それを証明するために、バンカー内でハーフショットを打ってみましょう。
軽く振っても、ある程度ボールを飛ばせるはずです。
この感覚がわかったら、徐々にスイングを大きくしてみる。
すると、軽く振っても、意外と簡単にバンカーから脱出できることが理解できるでしょう。
バンカーショットに特別な打ち方は必要ない
日本プロゴルフ協会ティーチングプロA級ライセンスを持ち、群馬県富岡市にある「マックスゴルフアカデミー」の代表を務める、田中勝則さんのYouTubeチャンネルの動画です。
田中さんは「バンカーショットに特別な打ち方は必要ない」と、動画内でアドバイスしています。
バンカーショットの打ち方はアプローチと同じでOK
田中さんは、バンカーショットに特殊な打ち方は必要なく、基本的には中・長距離のアプローチと同じと捉えてOKと話します。
ただ、アプローチとは違って直接ボールは打たないので、下記の通りアドレスで調節します。
- スタンスを広く取る
- 重心を下げる
- ボール位置は真ん中を基本
- 体重は左足6:右足4
- フェース・スタンス向きはスクエアでOK
初心者の人やバンカーが苦手な人は、フェース面およびスタンス向きは、スクエアでOKです。
そしてバンカーに慣れてきたら、少しずつフェース向きやスタンスをオープンにして、ショットのバリエーションを増やしていきましょう。
バンカーショットは振り切ることが大切
バンカーショットでもっとも重要なことは、かならずフィニッシュまで振り切ることです。
なぜなら、バンカーショットは通常のアプローチに比べると、半分から4分の1程度しか飛ばないからです。
そのため、飛び過ぎを警戒しすぎてスイングが小さくなると、まったく飛ばずに脱出すらできない可能性があります。
クラブの重みを使って、ゆったり大きなスイングを心がけましょう。
なおバンカーショットにおいて、ゆっくり大きくスイングすることの大切さは、下の動画でも語られています。
あわせて参考にしてください。
まとめ
今回は、バンカーショットが苦手な人の特徴や、打ち方の基本などを解説している動画を3本ご紹介しました。
- バンカー苦手克服!チョ~簡単!打ち方とコツ!(スギプロチャンネル)
- 【50代60代必見】絶対に一発で出る!バンカーショットが劇的に簡単になる打ち方を指導歴37年のティーチングプロが解説(たなゴル_田中勝則ゴルフTV)
- バンカーショットは【ゆっくり大きく】振ってみよう(中川慶一ゴルフチャンネル)
バンカーショットを難しくしているのは、ほとんが苦手意識によるもので、慣れてしまえば案外どうってことはありません。
基本的な打ち方はアプローチとあまり変わりはありませんので、何度もトライして、苦手を克服してくださいね。

コメント