パターでラインを読むとき、「なんとなく感覚で決めてしまって失敗する」という経験はありませんか?そんなときに役立つのが「プラムボビング」という技術です。
パターを垂直に構えて傾斜を読み取るシンプルな方法ですが、正しく使えばライン読みの精度を格段に高めてくれます。
この記事では、プラムボビングの基本や正しい手順をわかりやすく解説し、さらに理解を深めるために役立つYouTube動画もご紹介します。傾斜読みで迷わなくなり、パット数を減らしたい方はぜひ最後までご覧ください。
プラムボビングとは?ゴルフ初心者でもわかる基本解説
プラムボビングとは、パターを使ってグリーンの傾斜を読む伝統的な方法のひとつです。
パターを目の前に垂直に持ち、片目を閉じてカップとボールを一直線に見ながら、そのズレで傾斜を読み取ります。
この技術の由来は「プラムライン(垂直線)」にあり、昔からプロ・アマ問わず愛用されてきました。メリットは、感覚に頼るだけではなく目視で傾斜を確認できるため、ライン読みが安定する点です。特に傾斜が緩やかで見分けが難しい場面で効果を発揮します。
ただし、正しく垂直にパターを持てていなかったり、視点がズレると誤読の原因になるので注意が必要です。
パターでプラムボビングを活用する基本手順とコツ
プラムボビングを正しく使うには、以下の手順をしっかり押さえましょう。
- カップとボールを一直線に結ぶ延長線上に立つ
- パターを垂直に持ち、片目を閉じて真っ直ぐに構える
- パターシャフトの左右どちらにカップがずれて見えるかを確認
- そのズレ方向と傾き具合から打ち出し方向を決定
プラムボビングを行う際に失敗しやすいポイントとして、まず挙げられるのはパターが完全に垂直になっていないことです。パターを少しでも斜めに持ってしまうと、正確な傾斜読みができず、誤ったラインに導かれてしまいます。
また、顔の位置がズレてしまうことも注意が必要です。視線がわずかにズレるだけで、見える景色が変わり、誤解を生みやすくなります。
さらに、「見た目の傾斜」と「足で感じる傾斜」が混ざって迷いが生じることもよくあります。目視だけに頼らず、冷静に感覚と視覚情報を整理しながら判断することが大切です。
これらのポイントを意識し、慣れるまでは繰り返し練習を重ねることで、段々信頼できる傾斜の読み方が身についていきます。
【実演で理解!】プラムボビングをわかりやすく解説したおすすめYouTube動画3選
文章だけではイメージしにくい…という方も多いはず。そこで、ここからは実際にプロや上級者がプラムボビングを使って傾斜を読んでいる様子がわかるYouTube動画をご紹介します。
きなゴルフ-レッスン動画|プラムボビングの手順徹底解説
はじめに紹介するのは、ゴルフレッスン動画をYouTubeで発信しているきなゴルフ-レッスン動画の発信する動画です。プラムボビングはワンピン程度であればかなり正確にラインを把握することができるとのことで、ここぞというときに役立つ方法であることが分かります。
動画の中では、その手順を徹底的に解説してくれています。コメントでは「ほかでは分からなかったこの手法が一発で理解できた」というものもあるため、特に初心者の方はこちらの動画を参考にすると良いでしょう。
プラムボビングを正しく実践するためには、まず2つの準備が必要です。
- 自分の効き目を把握しておく
- パターの鉛直方向を把握しておく
鉛直とは、地面に対してまっすぐになる垂直方向のことを指します。
- カップとボールを結んだ約2mほどの距離に立つ
- 効き目だけで見ながらボールの右端にシャフトを当て、カップがどのように見えるか確認する
- ボールの左端にシャフトを当て、カップがどのように見えるか確認する
実際にどのように見えているか、視界がわかる映像も動画の中にあるため、非常に分かりやすい内容となっています。
ゴルフ上達みやしたch|初心者でも傾斜がわかる
続いて紹介するのは、プロゴルファーの宮下芳雄氏がプラムボビングについて解説している動画です。
方法としてはプラムボビングに変わりないため目新しいものはありませんが、動画の目次を3つに分けて初心者向けに非常に分かりやすい内容となっていることが印象的でした。
宮下プロは、動画に寄せられたコメントに対しても、丁寧に解説しています。動画を見ても「カップとシャフトが重なってしまう」というコメントに対して、少し慣れてくると違いがわかるという、経験者ならではの返信もしています。
合わなければ無理に取り入れることはないということも伝えているため、まずは試してみてくださいね!
ゴル夫婦|パット数が減る傾斜を読む方法
最後に紹介するのは、夫婦でゴルフを楽しむ動画を配信している「ゴル夫婦」さんです。プラムボビングを使うとボコボコ入るようになるというお墨付きです。
プラムボビングでラインを読んだあとに、ライン上に目印を見付けて打つなど、さらに実践に近い方法で解説されていることが印象的でした。
- ピンとボールを結んだ後ろに立つ
- ボールがシャフトの真ん中にくるように立つ
- 見えたライン上に目印を見付けてマークを合わせる
ちなみにラインを読んだ際、ピンに被っていると思ったら、ピンだけを見て距離感を合わせているらしいです。
奥様のパター前のルーティンの紹介でしたが、非常にシンプルで難しく考えない方法が分かりやすく良いと思いました。
まとめ
プラムボビングは、シンプルながらも非常に有効な傾斜読みのテクニックです。パターの精度を高めたい方にとって、感覚だけに頼らず「目で確認する」という要素を取り入れることは大きな武器になります。最初はうまくいかなくても、練習を繰り返すことで自信につながりますよ。
今回ご紹介した動画を活用しながら、ぜひご自身のパッティング技術向上に役立ててください。

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