ゴルフ場によってグリーンの芝の種類が異なることはご存じでしょうか? 特に「高麗グリーン」は、芝目が強く転がりが不規則になりやすいため、パッティングが難しいと感じるゴルファーが多い芝です。順目と逆目の影響が大きく、普段のベントグリーンとは異なるアプローチが必要になりますよ。
本記事では、高麗グリーンの特徴や基本戦略を解説し、役立つYouTube動画を3つ厳選して紹介します。高麗グリーンでのパッティングに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
高麗グリーンの特徴とは?一般的な芝との違いを解説
高麗グリーンは、日本のゴルフ場で夏季を中心に使用される芝で、ベントグリーンとは異なる特徴を持ちます。
最大の違いは芝目の強さで、高麗芝は葉が太く、順目と逆目で転がりの差が大きいため、パッティングのスピード調整が難しくなります。また、夏は成長が活発でボールが転がりやすい一方、冬は芝が枯れて重くなり、転がりにくくなるといった、季節による変化も特徴的です。
さらに高麗グリーンはベントグリーンに比べて表面が硬めなことが多く、ボールが跳ねやすい傾向があります。
これらの特徴を理解し、目の読み方や打ち方を工夫することで、高麗グリーン特有の難しさを攻略できるようになります。
高麗グリーンでのパッティングの基本戦略
高麗グリーンでのパッティングの最大のポイントは、芝目の影響を正しく読むことです。順目ではボールがスムーズに転がりやすく、逆目では抵抗が強くなり距離が出にくくなるため、順目では控えめなタッチ、逆目では強めのストロークを意識しましょう。
また、ストロークはしっかり振ることが重要です。ベントグリーンよりも転がりが悪いため、インパクトを強めにし、ショートしないよう注意が必要になります。下りのパットでも弱すぎると芝目の影響を受けてしまうため、しっかりと芯でヒットさせるのが重要ですよ。
さらに、距離感を掴むための練習も欠かせません。ラウンド前の練習グリーンで順目・逆目の転がりをチェックし、適切なストロークを身につけることで、本番でもスムーズに対応できます。
高麗グリーンのパッティングに役立つYouTube動画3選
高麗グリーンでのパッティングは、芝目の影響が強いため、一般的なグリーンとは異なる技術が求められます。しかし、実際の動きを見ながら学ぶことで、より効果的に習得できます。
そこで、高麗グリーンのパッティングに役立つYouTube動画を3本厳選しました。これらの動画を視聴し、実践することで、高麗グリーンの難しさを克服し、自信を持ってパッティングできるようになるはずです。
GOLF NETWORK|小林伸太郎プロのいきなりレッスンパッティング編
はじめに紹介するのは、GOLF NETWORKが運営するYouTubeチャンネルです。GOLF NETWORKとは日本唯一のゴルフ専門チャンネルとして多くのゴルファーに愛されているチャンネルで、YouTube上でもさまざまなプロのレッスンやユーザーのためになる動画を配信しています。
今回紹介するのは、2009年にプロデビューした小林伸太郎プロを突撃し、いきなり高麗グリーンについてのレッスン動画を撮影したものです。
林伸太郎プロは高麗グリーンを「芝目が一定じゃない」と評価し、ボール初速を早くすることで対応しているそうです。実際にスイングはフォローを長く出すのではなく、小さいストロークでコツンと打つタップ式という弾くように打つ方法でボールを転がしていました。
タップ式の場合は通常のパターと異なり、ショットに近い握りでアプローチ感覚で打つのが良いと言っていたので、ぜひ試してくださいね。
ハイエストゴルフ|ベントグリーンと高麗グリーン2種類の芝の違いと攻略法
続いて紹介するのは、日本トップクラスのレッスンプロとタッグを組み、ゴルフ教材を製作している株式会社Real Styleが運営元のゴルフ情報配信メディアです。
今回は「スコアを良くする近道=パット数を少なくすること」と位置付け、西洋芝であるベントグリーンと、日本芝である高麗グリーンの違いや攻略法を解説しています。
ベントグリーンと高麗グリーンの特徴を比較
芝目 | 芝目の影響 | ボールの転がりやすさ | スピンのかかりやすさ |
---|---|---|---|
ベントグリーン | 弱い | 転がりやすい | かかりやすい |
高麗グリーン | 強い | 転がりにくい | かかりにくい |
このような特徴を持つなかで、高麗グリーンは以下のような攻略をおすすめしています。
芝目も見るようにする
日本はコーライグリーンが多いことから高麗グリーンの攻略法としては上記1点になりますが、コーライグリーンの攻略法と併せて、ぜひ動画のなかで確認してくださいね。
Television Osaka|石川遼&上田桃子のキャディーが伝授「高麗グリーン」の攻略法
最後に紹介するのは、テレビ大阪で放映されている「武井壮のゴルフバッグ担いでください」というテレビ番組の一部を切り取った動画です。プロキャディーのマネジメントを学ぶという趣旨で、日々プロゴルファーに帯同しているキャディーさんが、高麗グリーンの攻略方法について語ってくれています。
- カップの土が削れている方が巡目のためそちらに転がりやすい
- 海に向かって巡目
芝目は水の流れる順目である傾向があるため、海に向かって巡目と言われているそうです。片山晋呉プロの裏話も聞けるなど楽しく視聴できる番組ですよ。
まとめ
高麗グリーンのパッティングは、強い芝目や転がりの変化に対応することが鍵となります。順目・逆目の影響を理解し、適切なストロークや距離感を身につけることでスコアアップが可能です。
紹介したYouTube動画を活用し、実際の動きを見ながら学ぶことで、より効果的に上達できますよ。ラウンド前の練習や実践を重ね、高麗グリーン特有の難しさを克服しましょう。

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